ブラジル研修レポート (ブラジル日本交流協会 07期研修生)

サンパウロで感じたこと・考えたこと・気がついたこと。
ブラジルでの研修。そして研修終了後の私。
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ある日の日記から(8月・その1)
8月2日(土)
午前中、研修のあと、夕方Forróの振替レッスンへ(教室に入ったとき、Matheusも「おー、ちゃんと来たなー」みたいな顔をして迎えてくれた)。レッスンのあとは、いったんLiberdadeまで戻ってインターネットカフェで明日の報告会の資料を揃えてから、ライブへ。今日はどんなミュージシャンかを特に調べずにチケットを買ったのだけど、あまり面白いと感じなくて途中で出た。
驚いたのは、前行った無料ライブのときにいた、ちょっとイタイ兄ちゃんがいたこと。一番前の席に座ってノリノリで、ときどきガッツポーズ。相変わらずヘンだった。この前と同じで、彼のすぐ後ろの席の人はやっぱり迷惑そうな顔をしていた。うーん、ああいう系の音楽のライブに行くときには気をつけないと。

8月3日(日)
ダンスのレッスンで一緒の、Jorgeの親戚のうちへ行く。前に「ファベーラに行ったことがある?」と聞かれて、ないと言ったら連れて行ってくれることに。興味本位でファベーラに行くのはイヤだったので、あまり気が進まなかったけれど…。危なくないのか聞いたけど、「周りは(自分を)警察だと思うから」(多分そんなだったはず)ということだった。Jorgeは普通よりもいい格好(“小金”を持っていそうな人の格好)をしているけれど、親戚はファベーラに住んでいる。親戚の人も見た感じ、そんなに良い身なり(服装)をしているとは思えなかったけれど、台所の棚も新しいもので、テレビや電子レンジなんかもそれなりのものが揃っていた。ファベーラに住んでいる人の中でもきっと生活レベルに差があるのだろう、あとは、最近は国民全体の生活レベルが上がっているということだから、ファベーラに住む人たちの生活も同じようにだんだん良くなっているということなのかもしれない。けど、彼らの暮らし向きが結局のところ、どんななのかがよく分からなかった。

8月6日(水)
Forró のレッスン。例のDaviは、今日は珍しく遅れてきた。前に彼と踊るのをボイコットしたけど、だからといって完全に無視するのは違う気がして、「別に気にしてませんよ。もう忘れました」という意味で自分から話しかけた。レッスンの最後にペアを組んだけど、でも彼と踊るのはやっぱりイライラする〜。
ステップが複雑になってきて身に付いていないのか、それとも最近レッスンをちょいちょい休んでいたからなのか、最近、新しいことを覚えて踊れるようになっているという実感があまりない。

8月8日(金)
今日は研修先から直接バスでライブに行くつもりでいたけど、やめた。最近は行きたいと思うライブすべてに行っていたけど、今日はちょっとやめてみた。

8月18日(月)
大学の授業がスタート(実際は、先週から始まっていたようだ)。大学横のエスフィーハの店を通ったら、ちょうどHideoがいたので一緒に食べる。自分の家の話になって県人会に住んでいると話すと、「昔、おじいちゃんがVila Carrãoの県人会で役員をしていたんだよ」。「沖縄県人会?」(←Vila Carrãoは沖縄出身の移民の方が多く住む地域)と聞くと、「分からない」。
「自分はジャポネースだけど全く日本語を話せない、日本に行ったときも英語で話していた」。「ニホンガッコウに通っていたけど、自分の小さい頃にお父さんやおじいちゃんが亡くなって、ニホンガッコウもやめてしまった。本当はジャポネースだったら、おじいちゃんからお父さん、そして自分へと日本語が受け継がれていくんだけど」と教えてくれた。
今日は、Andreaの「Cultura Ritimica e Expressão」という授業を聴講。前に聴講した授業のときと同じ仲間。前学期にみんなと一緒にダンスの発表をして、自分も“仲間の一人”になれた気がしたけど、その発表のあとの2回の授業に(ちょうど百周年関係のイベントの時期と重なって)出席できなかったのもあって、また“お客さん”に戻ってしまっていた。今回の授業では、学期の前半に理論の授業、後半にグループでダンスの発表をするらしい。でも、自分はその発表の前に帰国する。参加できなくて本当に残念!

8月19日(火)
今日は「ポルトガル語の表現」の授業を聴講。他の授業も見たかったので、すぐに出られるように出口近くの席に離れて座っていたら、Ricardoが「こっちに座ったら」と声をかけてグループに入れてくれた。
授業では、雑誌の記事がグループごとに渡されて、内容の要約とそれについての意見をグループごとに発表するというもの。テーマは、子供のしつけ、ブラジルの教育、あとは今やっているオリンピックの話題などいろいろだった。
先生のSuelyは話も上手で、「この国の教育はこういう部分が問題だよね」「ブラジルは、こういう部分を変えなきゃいけない」「子供のしつけって、こうあるべき」――、自分の指導の経験なんかを例に挙げながら、丁寧に説明していた。“私たちがこの国の教育を変えていこう”“私たちは子供を指導する立場にあるのだから”という感じで、まさに学生を“教え導く”教師。でもそれはすごく自然なかたちで、話だけでなく彼女の人柄もひきつけるのだと思う、誰も私語をせず熱心に彼女の話を聞いていた(私語が全くない静かな授業なんて、ここに来てから初めてだ!)
そのあとの学生の発言もかなり多くて、途中から授業がディスカッションに。学校の体育の授業、オリンピック選手の育成、子供のしつけの話では、「日本ではこうです」「自分はこう思います」と発言したい場面がたくさんあったけれど、全くできず。今日は本当に、自分の言葉の限界を感じた。
「ブラジルはこういうところを変えなくっちゃ」とみんなが議論していたのを聞いて、“自分はまだ本当のブラジルを知らないんだなぁ”と思った。自分は日本人で、悪い部分の「日本」だけでなく、良い部分の「日本」もよく知っている。今は、日本になくてブラジルにあるものがよく見えているだけなのだ、と。実際に生活したら(それか、もし自分がブラジル人だったら)また全然違ったブラジルの見方になるのだろう。
| ycuio | 過去の日記 | 02:47 | comments(0) | - | -
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