ブラジル研修レポート (ブラジル日本交流協会 07期研修生)

サンパウロで感じたこと・考えたこと・気がついたこと。
ブラジルでの研修。そして研修終了後の私。
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ある日の日記から(6月・その3)
6月15日(日)
Banda Bicho de Péライブへ。今日は会場全体がFesta Juninaのお祭りになっていて、屋台も出てイイ感じ。家族連れや恋人同士が多くて、あまり一人で来ている人はいない。初めて行く場所だったので誰かを誘って行くのは帰りが少し不安で、だから一人で来たけど、こんなことならみんなで来ればよかったと思った。
今日もわりと暖かい日だったけど、Vinho Quente(ホット・ワイン)を飲みながら聴く。ライブのあと、CDにサインをしてもらったとき、メンバーの人に「サイン以外に、何かメッセージを書いてほしい」とお願いした。励ましてもらうようなメッセージがほしかったのだけれど、「私を日本に連れて行って」。んん???? 何だかワケの分からないことになった。
帰りは、しっかりバスルートを調べなかったせいで、危険な場所へ降りてしまった。Centro近くで、しかも「ここにいたら明らかにまずい」というような場所。偶然、女の人が近くにいたので声をかけたら、彼女も慌てていて、ものすごく険しい顔で「ここにはいないほうがいい。早く出ないと」。そして「一緒にいよう」。たまたま、そこへ本当に運よくLiberdade行きのバスが来たので、2人で走って追いかけて飛び乗った。
バスの中では、彼女が興奮気味に運転手と話していた。はっきりと聴き取ることはできなかったけど、彼女も間違ってその場所に降りてしまったようで、どうしようかと考えている時に近くで叫び声がしてすごく怖かった、と。それを聞いて足がふるえた。バスで行くときには、何かあっても大丈夫なように、複数のルートを調べておかないと絶対にダメだと思った。

6月16日(月)
O seu Luizのスタンドでお昼。細かいお金を持っていなかったので、ツケにしてもらう。「明日払ってもいいかな?」と聞いたら、「もちろんだよ!」。したら、横にいたJoséが「じゃあ、俺も〜」。すかさずo seu Luizがカブせて「お前はダメ。だって信用がない」。そのタイミングが漫才みたいにあまりにも絶妙で、おなかを抱えて大笑い。
そのあと、銀行のATMで、黒人の男の人が「預け入れ(ができるATM)はどれ?」と横にいた女の人に質問していたのを見た。すぐ前に見えているのに変なことを聞くなぁ、大きく表示もあるのに。けど、ATMを出て、あの人は字が読めなかったのだと気づいて何とも言えない気持ちになった。

6月20日(金)
今日は夜、研修先の関係のカクテルパーティーに出席させていただく。会場で偶然、二宮先生のお母さんの法事のときにお会いした方と再会した。今回のこの百周年は、自分にとって特別なイベントなので、奮発して自腹を切ってビジネスクラスで来たとのこと。もう30年近くもブラジル関係のお仕事をしていて、その間には家事・子育ても両立してされていたそうだ。ご自身の経験から、「女性だとこの先、出産することもあるかもしれないだろうけど、そんなときも、細々とでもいいから、ブラジルとの関係は絶対に切れないように保っておいたほうがいいですよ」とアドバイスしてくださったのが印象に残った。

6月21日(土)
百周年式典を観に行く。08期研修生のみんなと一緒。カーニバルのときみたいにTietêの駅から無料でバスが出ているものと思っていたけど、普通のバス(有料)だった。バスの中は空気が悪くて、やや二日酔い気味だったのもあって、久しぶりにバス酔い…。
皇太子さま(そしてカサビ市長)の演説では、日系人の方の功績をたたえる言葉があったけど、一世の方はこれをどんな思いで聞いているんだろう。一世の方の中には、事前に申し込みをしたのに、今日の式典の入場チケットを手にできない人もいたようだ。自分がここにいていいのかなとも感じた。
そんな調子で、今日の式典はグッと入って観られなかったのが、自分でも少し残念だった。何であんなに客観的だったのかを後で考えてみたけれど、よく分からなかった。

会場の様子。このあと、お約束の“デジカメバッテリー切れ”。


6月23日(月)
藤村先生を囲む会。今日はOBの方がたくさん来ていた。去年は他のOBの方との話に夢中になっていて、藤村先生とほとんどお話しできなかったので、今回はいろいろ話を聞いてみることに。百周年関係のちょっとした裏話なんかも聞けておもしろかった。

6月24日(火)
ポルトガル語のレッスンのあと、SESC Av. Paulistaへ。着いて、今日が無料ライブの日だったと気づいた。演奏するのは、前に行こうとしてやめたPau Brasil。疲れていたけど観ていくことに。
ジャズっぽいのはあまり自分の好みではなかったので退屈してしまう。そのうち眠気がピークに。「もうダメだ、帰ろう」と思ったところで、曲がアップテンポなものに変わり、腐りかけていた脳ミソが復活、覚醒! そのあとは演奏も楽しめて、終わったときには「あー、観てよかった」と思えるほどになっていた。

6月25日(水)
疲れが続いていたので、今日はForróのレッスンを休もうかどうしようか考える。しばらく悩んで、やっぱり行くことに。
レッスン最初の「先週のおさらいダンス」のときに、何やら“ウ○チ”的な臭いが…。臭いは次第に広がって、Matheus(先生)もニガい顔。扇風機も回り始める。
そのあと、「みんな、言いたくても言えなかったよね〜」とMatheusが切り出して、なんかクサくねぇかということで“犯人探し”。“土曜の(百周年)式典のときに踏んだ馬フン(←騎馬隊のパレードがあったので、馬フンがすごかった)が今ごろ臭ってきたか?”とちょっとドキドキしたけど(まさか!)、犯人はJenaura。彼女が踏んだ犬のフンだった。
Jenauraはハジけたおばちゃんで、普段もいろいろオチャラけてみんなを笑わせている。今日もそのウン○のことで、彼女がオモシロオカシイ感じで話し、それについてMatheusが横でツッコミを入れて、みんな大笑いだった。何を言っているか、私はいまいちよく理解できなかった。なんとなくノリでは笑えたけど、でも悔しい!!

6月27日(金)
Chico Césarライブ。研修先前のバス停から直接向かう。バスの中でSESCまでの行き方を同じように聞いていた子がいて、バスを降りたあと、話しかけて会場まで一緒に行った。彼女の名前はRafaela。勇気を出して「一緒に観よう」と言ったら「もちろん!」。
あとから来たRafaelaの友達のJorgeは、パパイヤ鈴木似の中国系二世。3人でchoppiを飲みながら、一緒に踊ってライブを楽しむ。今日はForróとFrevoを中心に演奏するライブで、新しいアルバムに収録されている曲以外に、彼の過去のヒットソングらしい曲も何曲か。彼の曲は歌詞もメロディーも分かりやすくて、サビ部分は歌詞と音をひろって、みんなと一緒に歌えた。昨日ちょっとイヤなことがあったのと、2人と一緒にいる安心感もあって、今日はひたすら揺れて踊る踊る踊る!!
ライブのあとは3人でビールを飲みに行く。RafaelaとJorgeはライブやテアトロ、映画が好きで、車での会話はそういう話題が多かった。店では「最近どうよ〜」みたいな話から、Jorge が最近まで付き合っていた女の子の話、Rafaelaが今いっしょにいる女の子(彼女はレズビアンだった)の話へ。Rafaelaが「カノジョが待っているからもう帰る」となったところでオヒラキ。帰りは車で送ってもらった。
車の中でJorgeに「Rafaelaがレズビアンだって分かった?」と聞かれ、ううんと答えると「だよね。僕も分からなかった。全然そう見えない」。そのあと「ブラジルでは世界最大のゲイ・パレードがあるけど、まだブラジルの人の多くは(彼らを)受け入れてないよね?」と聞いてみた。「(僕は)他の人は受け入れるよ。だけど、自分の家族(の中で)はダメ。そういう人が多いよ」、そんなような答えだったと思う。ブラジルでは人をジロジロ見ることにあまり抵抗がない分、彼らに対する好奇や嘲笑の目もするどいように思う。そういうことも話したかったけど、うまく言葉で説明できなかったので言うのをやめた。
最後に、Jorgeが「僕らのことはもちろん信用していいけれど、中には悪いヤツもいる。君は外国人だから気をつけて」と忠告してくれた。



Frevoを踊る少女。Jorgeいわく、「プロ並みに上手」。


6月29日(日)
夜はSESC ItaqueraのLô Borgesライブへ。今日もFesta Juninaのお祭りになっていた。屋台もたくさん(こういうときに限って、いつもカメラを持っていない…)。「Lô Borgesはギターが下手」と前に友達が言っていたけど、歌もあまり上手じゃなかった…。Festa Juninaなのになぜミナスの音楽?とも思ったけど、でものんびりした会場の雰囲気と彼の歌が合っていてリラックス。Vinho Quenteもおいしくて、イイ気分でItaqueraからMetrôに乗る。日曜の夜で電車の中もすいていて、ゆったり帰った。

6月30日(月)
ときどき研修先にやって来る、配達のおじさん。犬が苦手で、Bobにすら怖くて近づこうとしない。今日は「前にかまれたことがあってさ」「トラウマなんだね」という話をしていて、過去に2回目も犬にかまれたことが分かる(以前にも同じようなことを話していたように思うけど、そのときは言っていることが全く理解できなかった)。
そのおじさんは、トムとジェリーのアニメとかに出てくるような、いかにも“犬にかみつかれそうな”キャラ。「2回もかよ!」と思ったところに、「一回目は手、二回目は足」と聞いておかしくて、“気の毒”という意味で笑ったのだけれど、うまい単語が出てこなくて「すごいオカシイ(滑稽?)」と言って大笑いしてしまった。あとで、Tainahが言っていた「かわいそうにねぇ」という単語を使えばよかったんだなぁと反省。すごい笑っちゃってゴメンね、とフォローしたけど、きっと“悪魔”と思われたな…。
| ycuio | 過去の日記 | 00:56 | comments(0) | - | -
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