ブラジル研修レポート (ブラジル日本交流協会 07期研修生)

サンパウロで感じたこと・考えたこと・気がついたこと。
ブラジルでの研修。そして研修終了後の私。
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「酔っぱらいと大笑い乗客」
またまた、大学に行くバスの中で起こった出来事です。

発車してすぐ歌を歌い始めた、私の前の席に座ったご機嫌なおっさん。
ご機嫌な…というか、まぁただの酔っぱらいです。

その日のバスではサンバがかかっていて、
音楽に合わせて歌ってるのかなぁと思ったら、
どうやら自分の知っている曲を歌っている様子。
しかも、サビの部分だけ歌って分からなくなったら次の曲…みたいな感じ
(自分も知っている歌が1曲あったけど、歌詞はヘンテコリンだった)。

最初は鼻歌ぐらいだったのに、だんだん調子が出てきて
声の大きさがグイグイ上がっていって、
しまいにはバス中響くほどの大音量に。
気持ちよさそうに歌うおっさん。もう誰にも止められません…。
周りの人も最初は迷惑そうな顔をしていたのが、
彼の歌よりもさらに大きな声で歌にかぶせて話して、
おっさんを完全シャットアウト。車内はカオス。

「今日のバスはまたえらい濃いねぇ〜」と思ったのだれど、
それだけでは終わらなかった。

途中、若い男の子が乗ってきて
おっさんの隣に座ったあたりから、
少しずつ様子が変わり始めました。
隣にいてうるさい、しかも酒くさいはずなのに、
その子は席を替わるどころか
熱心におっさんに話しかけている。
一曲終わるごとに感想を言って、そして時々インタビュー。
(上には上がいるんだねーー!!!!)

おっさんも、彼が褒めるから、どんどん図に乗る図に乗る。
歌も彼のオリジナル曲に変わりました。
そして「そう。これはクリエイティビティ(CRIATIVIDADE)なんさぁー」
と叫んで(←岡本太郎すか??)、おっさんがスパーク。

“熱唱・おっさんオンステージ”。

歌声もさらに大きく、
パワー全開で次々に即興の歌が繰り出されます。
そう、ここにいる人すべてが彼の観客。
乗客も減って、聞こえてくるのは彼の歌だけ。
周りも次第に彼の歌を聴き始めました。

おっさんは絶好調で、歌は途絶えることがありません。
私が何とか分かったのは“カシャーサの歌”のみ
(“高血圧の歌”もあった気がするけど…)。
自分の想像だけれど、
たぶんシモネタ系が多かったのかな。
最初、ちょっと戸惑った顔をした女の人が多かったので。

みんなの笑い声もクスクスからゲラゲラ、
そしてヒーヒーに変わりました。
後ろの男の人なんて、
お腹を抱えて大爆笑してる。

笑い転げる乗客に、得意げに歌う酔っぱらい――。
「どんなバスなんだよ」と思ったら
私もオカしさがこみ上げてきて、
笑っている隣の人と顔を見合わせて、
自分も一緒にバカ笑い。
バスの中は“笑いの渦”。

“爆笑・おっさんオンステージ”。

次の曲は聴き取れるといいなぁと思ったところでタイムアウト。
バスが大学に到着しました。
途中で降りてあの場から抜けるのが本当に惜しかったー。

いつもは長くてキツいバス通学だけど、
その日はあっという間の30分。
あのおっさんにもまた会えるといいな。
| ycuio | 印象に残った出来事 | 00:49 | comments(0) | - | -
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